ステロイド 副作用


ステロイド
は皮膚疾患をはじめ様々な治療で
優れた効果を発揮します。

しかし、その反対に「強い薬剤だから怖い!」や
副作用が多くあるから使いたくない」という
意見もたくさんあります。

 

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ここでは「ステロイドとはいったい何なのか?」
「どんな副作用があるのか?」

など、みなさんが疑問に思っていることを
詳しくご紹介していきます。

 

ステロイドって何?

ステロイドとは副腎から作られるホルモンで副腎皮質ホルモンの1つです。

1950年代に登場し使われ始めると、体の中の炎症を抑えたり、
体の免疫力を抑制したりと優れた作用を発揮した為、
様々な疾患で多く使われるようになりました。

しかし、長期間の使用や間違った使い方をすると
副作用が現れることもわかってきたのです。

特に薬効が強いステロイドほど副作用も
多く出る傾向があるようなので注意が必要です。

ステロイド剤を安全に使用するためには薬効の強さによって分類し、
症状や病気の種類によって上手に使い分けることが求められています。

 

ステロイドの副作用とは?

ステロイドは効果の高い薬ではありますが、
長期間の使用や使い方を間違えると副作用が現れ始めます。

一体どんな副作用が出るのでしょうか?

ステロイド

易感染性

体の免疫力が低下しインフルエンザ結核肺炎などの
感染症にかかりやすくなります。

発熱、息切れ、咳などの症状が現れたら早めに病院へ行きましょう。

また、日常からマスク着用、手洗い、うがい人込みを避けるなどの
注意も必要です。

 

骨粗しょう症(ステロイド骨粗鬆症)

骨がもろくなり、骨折しやすくなります。

通常は高齢になってくると骨量が少なくなってくるのですが、
ステロイドの影響で20代、30代の方にも現れる症状です。

この場合は骨を丈夫にする薬を使用して治療します。

 

糖尿病(ステロイド糖尿病)

ステロイド投与により、血糖値を下げる働きのあるインスリンの作用が
抑制されるため血糖値が上がります。

ステロイドの投与量が多いほど血糖値があがる傾向があるようです。

食事療法や運動療法、インスリンの投与などの治療が行われます。

 

高血圧

これは体に塩分が溜まりやすくなることで起こり
元々高血圧の方はより血圧が高くなります。

塩分制限をしながら、降圧薬を使用して治療していきます。

 

白内障・緑内障

元々軽度の白内障の方や眼圧が強い方は特に注意が必要です。
定期的な眼科受診を行いましょう。

 

ムーンフェイス

ステロイドの使用は体の脂質代謝に影響するため、
顔、首まわり、肩、胴体の脂肪が多くなってきます(中心性肥満)。

顔回りに脂肪がつくとムーンフェイス(満月顔貌)とも呼ばれますが、
これは一時的な副作用なので元に戻ります。

脂肪が増えないように食事管理が必要です。

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動脈硬化・高脂質症

ステロイド投与によって動脈硬化を促進したり、
中性脂肪やコレステロールが高くなる場合があります。

食事管理をし、重症になると薬物療法で改善していきます。

 

大腿骨頭壊死(無菌性骨壊死)

骨の末端部の細胞が死に、組織が壊れてしまう病気で
ステロイドの大量投与でごく稀に起こります。

大腿骨頭、下腿の両端、足などに起こりやすく、
大腿骨頭壊死の場合はステロイドを投与して
数か月後に膝関節が痛むことで気づきます。

早期発見がとても大切です。

 

精神障害(ステロイド精神病)

ステロイドを長期服用、過剰服用をすると精神障害が現れ、
軽い不眠症うつ病が起こりやすくなります。

この場合はステロイド剤の投与を減らすことで改善させていきます。

 

 消化性潰瘍(ステロイド潰瘍)

ステロイドの長期投与をすると消化管粘膜が弱くなるため
胃潰瘍十二指腸潰瘍を引き起こす事があります。

その場合は胃酸分泌を抑制する薬や
胃粘膜を保護する薬を使っていきます。

 

副腎不全(ステロイド離脱症候群)

副腎不全やステロイド離脱症候群とは
長期間ステロイドを服用していた人が
突然服用を止めたことで副腎が働くなって起こる症状です。

頭痛、吐き気、倦怠感、血圧低下、食欲不振、
関節痛、筋肉痛などの症状が出ることがあるので、
自分の判断でステロイドの服用を中止しないようにしましょう。

 

ステロイド痤瘡(ざそう)

ステロイドの服用によりにきびができやすくなります。

重症にはなりませんが、ステロイド薬を減らしたり
皮膚を清潔に保つことが必要です。

 

月経不順・無月経

女性の場合は月経不順や無月経の症状が現れることがあり、
元々月経不順がある方に起こりやすいようです。

これは下垂体からの卵胞刺激ホルモンの分泌抑制によるもので、
ステロイドの量を減らすことで改善されていきます。

 

その他(多毛・脱毛・不整脈・発汗異常)

長期のステロイド服用により、多毛・脱毛・不整脈・発汗異常など
様々な症状が現れることがありますが、
いずれもステロイド服用を減らすことで症状も改善していきます。

 

いかがでしたか?

ステロイドを正しく使わないとこれらのような
様々な副作用に悩まされることもあります。

使用する際は医師の指示に従って
正しく使うことが症状の早期改善につながります。

 

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